弥生美術館・竹久夢二美術館に行っていきました


http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
初めて行ってきました。写真は、1枚目が美術館正面、2枚目がお土産に買った竹久夢二のロールハンカチです。

夢二目当てだったのですが、ちょうど追悼展が開催されていた伊藤彦造や、高畠華宵(かしょう)らの作品も大いに堪能出来て、新しい発見の多かった一日でした。


伊藤彦造は大正末〜戦後の日本挿絵界で活躍し、「少年倶楽部」などの少年雑誌を中心に多くの作品を残しました。
http://hugo-sb.way-nifty.com/hugo_sb/2005/10/ito_hikozo_baf2.html

上のリンク先の画像を見てもらえれば分かると思いますが、とにかく線が細い!そして躍動感のある構図。
写真やビデオカメラというものがまだまだ一般的でなかった時代、これだけの作品を残せたというのは本当に凄いと思います。


高畠華宵は彦造と同時代に活躍し、日本的な要素と西洋的な要素の混じり合った、いわゆる大正ロマン色濃い女性像を多く描いた作家です。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/about/yayoi/collection.html


特に、華宵の生涯で最も大作と呼ばれる「移りゆく姿」(上記写真、一部)は、当時の風俗資料としても素晴らしいものだと思います。
また、少年少女誌においても挿絵やカットなどを多く残しており、彼の描く少年絵は男性とも女性とも言えないどこか中性的な要素があります。そうした点にも、人を惹きつける妖しい魅力があるんじゃないでしょうか。