WBC決勝戦、日本がキューバ破って世界一!

  • ボブこそ最大の功労者?

いやあ、まっ昼間からこんなに酒飲んだのはいつ以来だろう・・・。
まず初回から4点を先制できたのが大きかった。猫ファンとしては、初回に大量援護貰ったあとの松坂は打ち込まれるという姿がどうも脳裏に焼き付いてるんだが、今日はそんなこともなく安心して観れた。MVPも取れたし、来季以降のメジャー挑戦に向けて最高のアピールが出来たんじゃないのかな。
松坂−スンスケなんて豪華速遅リレーが見られるもの、オールスターの醍醐味でしょうな。川崎は2エラーしたけど、9回表イチローのタイムリーで帰還したあのスライディング(ベースを完全にブロックしていたキャッチャーの足下から、左手ではなく右手でベース角にタッチするという離れ業)で見事名誉挽回した。ここだけは主審もよく見ていた!!
その後イチローのホームインシーンで、タッチをかいくぐって這いずりながらベースに縋り付いたイチローの姿を見た時には、もう目頭が熱くなってTV画面がまともに見えなかった・・・。
9回に関しては西岡のプッシュバント(昨年の日本シリーズの再来!)から完全にキューババッテリーがリズムを崩してしまったような印象。しかしキューバはよく1点差まで追いついた。あの粘りが強豪ドミニカやプエルトリコを下して決勝まで来ることができた秘訣ではないかと思う。負けても紳士的な振る舞いだったし、本当にいいゲームだったと思う。マウンドに旗刺すどこかの国とは大違(ry

今にして思うと、本当にメキシコ様々だよなあ。もう街角でメキシカンに会ったら思わずハグしちゃいそうな勢いだ。ドンタコスも10袋買ったし(しかしこれはコイケヤの利益にしかなっていないw)。とにかくメキシコありがとう。W杯では是非応援させていただきます。
でもでも、さらに突き詰めて言えば、米墨戦でメキシコナインにやる気を引き出したのはやっぱりあのポール直撃2ベースだと思うわけで、あの判定が無かったら今日本がここにいることはなかったと思う。そう考えると日本に世界一をもたらした第一の要因はボブはじめアメリカ人審判たちだという結論に・・・。
アメリカ優位に線引きされたリーグ組み分けで、自分たちが不利益を被るという皮肉。

  • WBCの今後について

さて、WBCについては色々と制度・運営面に問題があることは周知の事実だが、今日ばかりは素直に喜んでいたい。
開催国アメリカとしてもこのままでは終われないだろう。これまでの歴史でアメリカという国は、「お前らには出来っこない」と言われれば必ず障害を乗り越えて夢を実現してきた。その挑戦心とフロンティア精神こそがアメリカの真の強みであり、保守的になったアメリカなんぞ面白くも何ともない。いかにアメリカが次の大会までに生まれ変われるかで、WBCの持つ重みも変わっていくだろう。

日本は次回こそ「決勝戦アメリカを」下して、真の意味で両野球大国としての名誉を賭けて、WBC連覇を果たしたい。その目標に向けて日本は、まずは経営者・選手・ファンが一体となり、国内プロ野球を改革していくことから始めなければならない。