あさっての方向。 第8話「あさっての方向」

からだうあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁうあ゙ぁあ゙ぁぁ
久々にアニメで泣きました。年を取ると涙腺が緩くなるから困る。゚(゚´Д`゚)゜。


尋と椒子の関係を知り一人家を飛び出すも、世間知らずなからだ。履歴書の書き方はおろか、自動改札すら知りません。都会の人並みに翻弄されながらも途方に暮れず、懸命に仕事を探す所がからだらしい・・・。とはいえ、中身はまだ12歳の少女。日々「私を今すぐ大人にして、尋兄を私から自由にして」と願い続けてきた彼女でしたが、一人で暮らしていくにはあまりに幼すぎました。

Bパートの回想シーンで流れた歌は、OPシングル「光の季節」(Suara)カップリングである「傘」という曲。初めて聴いた時から良い曲だな〜とは思ってたんですが、まさか挿入歌として実際に雨のシーンに被せた使い方をしてくるとは・・・。あの演出には完全にしてやられましたね。
その「傘」をBGMにからだと尋の過去が描かれていくですが・・・まさかからだが五百川家の実の娘で無かったなんて。SNEG?とツッコミたくなる気持ちはありましたが、現実をしっかりと受け止め生きていくからだが健気過ぎたのでどうでも良くなりましたw
両親の死後、葬式の会場で一人立ちつくすからだ。普通は親戚が引き取り面倒を見るものですが、養子?であるからだに差し伸べられる手はありません。そこへやって来た兄・尋・・・。
「はじめまして。五百川からだです、お兄ちゃん。」
・・・ここで兄に見捨てられれば、からだは正真正銘、天涯孤独の身に。しかし敢えて助けを乞おうとはしない。小さな少女がこの自分の中での約束の一言を発するのに、どれ程の勇気が必要だったろう?そんなからだの胸中を考えると張り裂けそうになります・・・。
やがて共同生活を始めるからだと尋。幼くしてからだが抜群に料理が上手いのは、単に生活上必要だっただけではなく、兄の負担を少しでも減らしたいというからだの思いからだったのですね・・・。不器用な手つきでネギを切るからだの姿を見て、完全に涙腺が決壊してました。・゚・(ノД`)・゚・。


さていよいよ物語も終盤に差し掛かってきた訳ですが、からだ・椒子・尋の3人それぞれにとっての幸せな結末を迎えることはもう不可能なのかもしれません。しかし今はただ、皆あさっての方向を向き、人生の迷い路に立っているだけ。彼らが自分の在るべき温かな場所を見つけ、そこへ戻ることが出来るよう、ただ祈るばかりです。