12/3 賢プロおもちゃ箱 Part3 感想&レポ

まず一言・・・・・・社長元気過ぎ、きーやんカッコ良すぎ!w
会場は新橋・ヤクルトホールで、昼と夜の部の2回に分けて公演されました(私は夜の部のみに参加)。イベントは2部構成で、第1部は「最終神話戦争イデア・オペラ」の公開オーディオドラマが上演され、第2部は出演者がそれぞれ隠し芸(?)を披露する「おもちゃ箱」コーナーが行われました。上演直前の「諸注意」アナウンスは、白石冬美さんが担当。

  • 第1部 最終神話戦争イデアオペラ「外伝」〜凋落の翼〜

イデアオペラギリシャ神話をモチーフにしたシリーズなんですが、今回はその外伝版。クレタ島を舞台に、主人公イカロスと彼を取り巻く人々の様々なドラマが展開されました。ちなみに、登場キャラクターとキャスト一覧は以下の通り。また、キャラクターデザインは大前茜さんが担当されています。

イカロス:斎賀みつきアリアドネ伊藤静ダイダロス一条和矢、ナウクラテ:日野未歩、フローラ:ひと美、ゼウス:内海賢二、ハデス:野沢那智、ペルセポネ:甲斐田裕子、ガイア:鳳芳野、魔界のメディア:津田匠子、セナ・カズハ:梯篤司、パラス・アテナ:大前茜、エロス:生天目仁美、ニケ:木内レイコヘラクレス川田紳司エヴァ氷青、プロメテウス:小西克幸

生なので当然ですが、凄い迫力&臨場感でしたね。ベテラン声優さんも多数出演されてる分なおさらです。単にセリフを読み上げるだけじゃなく、身体のアクションや表情の動きなどに注目しているだけでも非常に面白かった。また、舞台的な演出も随所に施していたりと、かなり細かい点にまで作り込んである印象を受けました。
特に、初めて生で野沢那智氏の演技を体感出来たのが嬉しかった!体調不良のためヘルシングアンデルセン役を交代したと聞いていたので、元気そうなお姿を拝見出来て良かったです。主役の斎賀みつきさん、ヒロイン・アリアドネ役の伊藤静さんの演技も素晴らしかったです。


  • 第2部 「おもちゃ箱」

かないみかさんと結城比呂氏が司会となって進行。サンタクロースに扮した内海氏がおもちゃの入った袋を落としてしまう、というのが劇全体のコンセプト。かない、内海、結城それぞれの仮面付けた黒子さんが登場したり、ステージが終わる度に出演者(プレゼント)を「回収ー!」したりと遊び心満点でした。開演直後には、福島桂子さんと津田匠子さんが客席から登場して、昭和の松竹劇場っぽい衣装で歌とダンスを披露というサプライズ!これには大いに笑わせていただきました。


トップバッターは猪口有佳。アルバム「Romancia」に収録されている『Malicetic&Romantic』を披露しました。ピンクのフリフリな衣装が可愛かったですねー。相変わらず歌詞忘れちゃってましたが、まあその辺も愛嬌のうちでしょうか(^^;


続いては「しちみ」(生天目仁美伊藤静山崎みちる)の3人によるオリジナル曲のライブ。「し」「ち」「み」のTシャツがいい感じでした。なばが「イッペンシンデミル?」の声真似をしたり、「紀章のライブはまだ先だよ?」とお客弄りをしたりとまさに自由奔放。ていうか昼に結成して夜に解散ってw 日本一存続期間が短い声優ユニットでしたなあ。オリジナル曲はまたどこかで聴いてみたい。
※余談ですが、上2つのステージの際、前の方の席にいた連中が非常〜に鬱陶しかった。騒ぐのは全然良いんです、声出すのも構いません、ですが限度は守れと。彼女らだけのイベントじゃないんだから、客層とかも色々鑑みて欲しい・・・。要するに、もっと「上品に」騒いでくれってことです。通路にまで出てきて、髪の毛振り乱しながら複数で踊りまくる様は正直他の客の迷惑でしかない。猪口さんの時なんて、オタ芸見た他の観客の笑い声とどよめきのせいでロクに歌が聴き取れなかったし・・・。もう少し空気読んで欲しかったです。


お次は、大原崇&佐藤宇(自称:下っ端二人組w)による漫才。遠距離恋愛のネタで大原氏が女性役を演じるシーンがありましたが、喋り方や語尾のまとめ方なんかが姉の大原さやかさんそっくりで、やっぱ姉弟だな〜と感じました(ていうか肌、白っ!)。かないみかさんネタを出したせいで、終了後の本人との絡みが面白かった。


お笑いの空気冷めやらぬまま、男女4組(男性陣:勝杏里森訓久増川洋一宮下栄治、女性陣:小橋知子・福島桂子・伊東みやこ津田匠子)による社交ダンスがスタート。出演者全員レッスンは9回しか受けていなかったそうですが、ベテランかと見まがうような滑らかなステップに、会場からも拍手喝采でした。リフトのシーンは圧巻の一言!


ダンス終了後は、雰囲気はガラリと変わって女性グループ「さくらんぼ」(石松千恵美・山崎みちる小平有希藤村歩・木下鈴奈)による、大塚愛さくらんぼ』ライブ(ってそのまんまかよ!w)。途中、藤村さんのマイクから音が聞こえなくなるというハプニング。沢山練習しただろうに、可哀想でしたね・・・。


続いて、かないみかさんプロデュースの男性ユニット「Revolver」(森訓久宮下栄治勝杏里増川洋一)が登場。ダンスが声優とは思えないほど素晴らしかったです。専属の演出家の方がいるようで、バッチリ舞台映えする内容でした。個人的に増川氏のメガネがツボでしたよw


そしてソロライブコーナー。林勇谷山紀章谷山紀章 with 林勇勝杏里という順番で行われました。
エレクトーン弾き語りをした林氏の綺麗な歌声に惚れ惚れ。ご自身で作詞・作曲もなさったそうです。先日『あさっての夜明け前スペシャル』でゆうまおさんや大藤史さんの生演奏を聴いた時にも感じましたが、弾き語りって格好良いですよね〜、ロマンです。
そしてお待ちかね(?)の谷山紀章ライブ。「Fly Away」と「Warrior」の2曲に加えて、林勇氏と勝杏里氏と組んで福耳の「惑星タイマー」をカヴァー。きーやんは噂通り金髪に染め上げてましたね。ていうか、場内の黄色い声援がハンパじゃなかったですw 私が初めてきーやんを知ったのは瓶詰妖精のせんせいさん役でしたが、あの頃はここまで女性ファンが増えるなんて想像も付かなかったなあ・・・。肝心のライブでは男女ともに大盛り上がり、改めてきーやんの歌の上手さを実感しました。ヘソをチラ見させたりと女子に対するサービスも欠かさない、流石!たかはし智秋が萌える理由も分かった気がしますw


ラストの演目は、忠臣蔵風の時代劇。赤穂浪士の4人(中多和宏、水内清光、志村知幸川田紳司)が内海氏を吉良だと思って討ち入りに行ったら実は勘違いで、逆に4人が賢プロにスカウトされると言った内容。とにかく内海氏の殺陣が凄かった!70歳近い年齢で普通あの動きは出来ませんよ!?あと、「女性を口説く時は〜」のコントは爆笑でしたw


長くなりましたが、そんなこんなで無事イベント終幕。最後は出演者全員が舞台に上がり、内海社長の奥さんでもある野村道子さんがご挨拶。やっぱり大御所はオーラが違いますね。現在野村さんは声優業は開店休業状態とのことですが、いつかまたアニメでお声を聴きたいものです。
色んな意味で「懐が広い」のが賢プロの良いところだと思いますし、今日も改めてそのことを実感出来ました。
帰宅してから、昨年夏に内海氏が珍しくゲスト出演されたバジリスクネットラジオラジリスク甲賀忍放送〜」第28回を聞き返してみました。そこで内海氏は、「若いうちは、必ず夢だけは持っておくべき」「多少は回り道しても、色々な経験積むのは良いこと」という主旨の発言をしてるんですが、とても重要なことだと思います。役者として長い人生を送った末に生まれる金言、常に心に刻んでおきたいですね。