アニカンvol.31誌上の「がくえんゆーとぴあ まなびストレート!」スタッフインタビュー Part2

アニカンvol.31のスタッフインタビュー(近藤光/制作プロデューサー、小笠原篤/ビジュアルディレクター・キャラクターデザイン、高橋タクロヲ/レイアウトディレクター、嘉手苅睦/キーアニメーター)を読んで気付いたことを徒然と。
まず、スカートのチェック模様が省略されずにそのままなんですね・・・。これに関しては、恥ずかしながら読んで初めて気付きました。そしてグラデーションに関してはやはりこだわりがあるようで、髪だけでなく瞳の中やほっぺたの赤みなど、全キャラ全カットに施されているそうです(撮影部曰く、通常のアニメの2〜3倍の手間がかかるらしい)。
また高橋氏によると、美術には“手描き感”を出して欲しいとお願いしているらしく、特にテクニカルディレクターの平尾隆之氏が夕方の作画にこだわっており、夕焼けと夕景と宵の3つがあって時間帯によって背景の色が変わっていくとのこと。こうした変化は、登場人物たちの心理の微妙な変化を表す、あくまで物語重視のアプローチなんだとか。
全体の制作体制としては、監督が「チームまなび部屋」と称しているように、スタッフ全員が協力体制を取り“だんご”になって進めているとのこと。加えて近藤氏は、デジタル技術が重視されてきたとはいえ結局アニメは人が描く物であり、スタッフ一人一人がどれだけ手作業をこだわってやれるかが重要だ、といったことを語っています。