ARIA THE ANIMATION 第13話「その まっしろな朝に…」

感想を書こうとした矢先に、BLADEでアニメ2期決定の情報が。どうせなら最初から2期続けて余裕を持って見たかったなあ。
肝心の本編は、この作品らしいほのぼのした終わり方だった。全員集合エンドもARIAの場合だと「お約束」と言うよりは、なるべくしてなった終わり方だと思えてしまう（何か最終回にして初めて見たようなキャラもちらほらいたけど…）。
全体を通して「起承転結」といった物語的な盛り上がりには欠けたけど、終始一貫してゆるやかな作品の色を維持したと思う。例えるなら、2クールで脚本に起伏を付け最終話でクライマックスを迎えるタイプの作品を山地から河口まで続く河の流れだとしたら、ARIAのようなタイプは日本庭園を流れる池の水のようなものだろうか（って自分で言っててよく分からんｗ）。イメージとしても、この作品の象徴でもある「水」のような透き通った雰囲気が上手く引き出せていたんじゃないかと思う。それを支えているのが何よりBGMだろう。サントラの出来も素晴らしい。
2期もこの雰囲気を維持しつつ、より一皮向けた作品になることを期待したい。