がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第3話「月曜日じゃ遅すぎる」

ラストに至ってようやくサブタイの意味が判明。思い至ったらすぐに行動に移すのは実に学美らしい。まっさらなノートに友人たちの絵を描き加えていき、机一杯に詰められた小物で色々アレンジしていく中で学美が自分なりの答えを見つける過程は、後述するラストシーンともリンクしており、見返してみて上手いなあと感じました。
模範的な学園祭ではなく、生徒が主体となり敢えてオリジナリティを追求する姿勢は、少子化時代の学校の在り方として重要なのかもしれませんね(それが実現可能かどうかは別として)。それとアニメに限らず、学園モノって大抵その学園内だけで物語が完結してしまうため、他校との交流って意外と描かれないんですよね。そういう意味で、今回のような話は案外貴重だったかも。しかし、多佳子だけキャラデザがぷに系ではないため、学美たちと比べると同じ高校生同士というよりは中学生と小学生みたいな感じに見えてしまう・・・w
今回最大の見所であろう、背景が真っ白に染め上げられ、学美の心象イメージが投影されていくシーンは、若干大仰にも感じましたが気持ちの良い演出だと思いました。またこのシーンは、5人がスプレー缶を片手に学園を染め上げていくOPの風景とも被りますね。あのOPが物語全体の縮図って感じでしょうか。
それにしても桃葉は、学美から招集を受けても一人だけ寝ていたり、大口であくびをしたりと、一貫してマイペースで面白い。学美とはまた違った自然児って感じです(妹はしっかり者だそうですが)。
序盤のドッジボール大会では、天性の避けっぷりを見せる光香はもちろん、何だかんだ言いながらも結局参加しちゃってる芽生が非常に可愛い(しかも顔面に2発・・・)!まさに典型的ツンデレ娘ですが、彼女がそこまで他人と距離を置くのには何か理由があるのでしょうか。次回はそんな芽生のエピソードが描かれる模様です。