RED GARDEN 第18話「わずかな、望み」

物語の一つの結節点として、ケイトたちの心情の流れを掴む上で今回はとても見応えのある回でした。
例えドロルたちから本を奪ったとしても記憶を無くしてしまうため、これまでの「自分」という存在が消えてしまうことに変わりはない・・・。そんなある種絶望的な状況下で、「自分たち」ではなく、当たり前みたいに「傍にいてくれた人たち」の視点でこれからのことを考えられるまでに成長したケイトたち。
クレア「一人だったって思ってた・・・。こんなことになんなきゃ気づけなかった。ユアン、兄貴だって・・・あたし、一人じゃなかったんだって、やっと気づけたのに」
ローズ「記憶がなくなっちゃうその瞬間まで、ちゃんと生き続けたい。弟たちが覚えていてくれるなら・・・」
4人が出会った頃からは想像出来ないほど、精神的に強くなったものですね。仲間たちの存在があればこそ、ここまで来れたのでしょう。
その4人の唯一の共通点であったのがリーズ。彼女がエルヴェと不幸な出会いをしてしまったのがそもそもの始まりな訳で、今後かつての親友と対峙することになったケイトたちはどんな決意を見せるのか?面白くなってきました。