がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第7話「なつのおしまい(ばいばい)」

旅行やら何やら色々あったおかげで、実に放送から約一週間越しの感想。自分が面白く感じてる作品ほど、考えまとめるのに時間かかっちゃうもんなんですよねorz


まず、他の感想サイトでも散々言われてるでしょうが、Aパートにおける光香の夢のシーンは明らかな「時をかける少女」(細田版)へのオマージュ(パロディ?)ですよね。入道雲をバックに坂を駆け下りる光香と、踏切を境界として先に行こうとする学美たちの構図は、時かけのあのイラストを彷彿とさせます(踏切の先へ一人進む千昭とその一歩手前で立ち止まり振り向く真琴の構図は、未来へ帰ってしまう千昭と現代に残る真琴という作品のラストシーンを象徴しています)。
また、その後学美たちの元へ向かっていく際の光香の足のカットは、タイムリープする真琴と同じですね。このように、全体を通して随所に光香視点を展開しているあたり、やっぱりこの作品の主人公的存在は彼女なんでしょうね。それにしても、ねこ口笑顔は癒される・・・(*´д`*)


そして肝心のストーリーの方は聖桜学園の、そして文化祭の消滅の危機という重大局面に・・・。学美たちヒロインを敢えて見た目も行動も幼く描いてきた点から、いわゆる大人たちの世界との対立という流れになるのはある程度予想出来てはいましたが、やはりショックですね。
しかし、愛光の理事長の言った「多くの若者がより楽しいことを求めて学校を去る中、敢えて学生という立場を選択しているあなたたちが今、楽しいだけのお祭りをする意味はなんですか?」という問いかけも至極もっともなんですよね・・・。学生であることの意義が今よりもっと曖昧模糊としたものになっている未来ならば、なおさら重く響きます(今現在大学生である自分自身にも)。そんな大人の理論に対して、学美たちはどう対応するのか?そして、学美たちと愛光との間で揺れ動く多佳子の取った行動とは?次回からさらにシリアス度が増していきそうですが、展開から目が離せません。


・・・で、結局最後までスルーされまくりだった桃葉(´・ω・`)カワイソス
今のところギャグキャラに終始している桃ですが、今回の予告映像ではほぼ全カットで登場していたので、次回はかなり活躍してくれるんじゃないだろうか・・・と勝手に予想してます。妹もまだ出てないですしね。


【追記】しかしこういう抗議はないよなあ。大体あの時間帯に何人の子どもが視聴してるんだと。仮に観てたとしても、さすがに現実とフィクションの区別くらいつくだろうと。まあ確かにミゼットの荷台から乗り出すのは危険だけれど・・・・・・っていうか釣られてる?今はまなびよりも、テレ朝の放送打ち切り処置に抗議して欲しいです。