CLANNAD 感想・雑記まとめ(2〜12話)

CLANNAD RPG
↑まずは懐かしいFLASHを一つ。丸3年ぶりくらいに観ましたが、やっぱり面白いw 魁センセ苛められ過ぎな気もしますが(苦笑)、そこはあくまでネタの範囲内ということで。そういや、大ちゃんAAが流行りだしたのも2004年でしたね。


THE DANDELION GIRL
↑ことみ編も佳境に入ってきた・・・ということで、ご存じの方も多いでしょうが、彼女のシナリオに大きな影響を与えているロバート・F・ヤングSF小説「THE DANDELION GIRL」の原文リンクを貼っておきます(現在書籍は絶版に各なっているため、邦訳版を入手するのは非常に困難)。
「おとといは兎を見たの、昨日は鹿、そして今日は・・・あなた」。11話でことみが口にする神秘的な台詞ですが、これもこの小説からの引用です。自分もプレイ後に訳して読んだクチですが、先にこっちを読んでおくと一層ことみ編が堪能出来ると思いますよ(特に原作は)。文法的にそれほど難しい表現が使われている訳ではないので、辞書一冊あれば割とすんなり訳せると思います。


さて話数別にじっくり感想書きたいところですが、時間も無いので以下手短にまとめてみます。

  • 原作からの改変点について

風子が渚と朋也の関係を意識していたように、原作ではバラバラである各キャラ同士の接点をリファインし、物語が連続的になるよう再構成している点はやはり凄いと思います。原作ではBAD END扱いの「ヒトデ!」ENDをとてもスムーズな形でラストに組み込んでいたのには思わず泣かされました(BADにしては後味の良い終わり方なので、AIRにおける「よーい、どん!」ENDと同様好きなんですよね)
ことみとクマ智代の接触については、視聴時に「ああ〜、この組み合わせがあったか!」って思わず唸ってしまいましたよ。何で今まで思いつかなかったんだろう?本以外のものにはまるで興味示さないあのことみが、まるで「子どものように」ぬいぐるみに抱きつき陶酔する・・・。多少ストレートですが、後の展開も踏まえると効果的な伏線になっていると思います(なぜ智代があの時アレを着ていたかは謎ですがw)
このように、原作では関係がほぼ平行的だったキャラ同士のリンクが観られるのはアニメ化冥利に尽きます。風子と智代・ことみの絡みも是非観てみたかった。
・杏のスクーター激突シーンは流石に事故扱いになりましたかw 確かに原作ママでは社会的に(というか人間的に?)マズイですもんねえ・・・。とはいえ普通に朋也に回し蹴り喰らわしてたりと、凶暴さは原作のそれと比べてさほど変わってないような気もしますけどw
創立者祭では智代アフターの可南子が出てきたり、頭抱えて苦悶する春原が真人っぽかったり、ことみの読んでる本が「The Penguin Master Guide」(小毬のアレですね)だったりと随所に他のkey作品ネタが散りばめられており、ファンをニヤリとさせたいスタッフのサービス心が見て取れます。

  • 朋也に関して

1話の感想では割と肯定的な意見を書きましたが、うーん、12話まで観てやっぱりヤサグレさ・泥臭さが足りない気がします。「ちょっとキザな何処のお坊ちゃん」みたいな感じなんですよねえ・・・キャラデザはもとより、中村悠一の演技も含めて。主人公像として完成され過ぎているというか。
その点、みさき樹里先生の描くコミック版の朋也はどこか不器用さというか程良いダメ臭が漂ってきていて、自分の理想としては一番しっくりきます。
(まあそもそも、原作において朋也の性格が各キャラルート毎に結構変わってるのが問題なのかもしれませんけどね)
CLANNADの本質は、あくまで渚と朋也が成長していく過程にあると思っているので、高校時代とアフター編以降とでそのギャップを感じられる作りにして欲しいところ。

  • ボーカル曲に関して

個人的な願望ですが、CLANNADの2クール目EDには是非とも『オーバー』か『空に光る』を起用して欲しいです(OPでも可)。『オーバー』は歴代のkey作品ボーカル曲の中でも上位3傑に入るほど好きな曲なんですよね、詞も曲も。
(ていうか、このソララドのCD買ったのが'03年の冬コミだから・・・もう4年前!?うあああああああああ。・゚・(ノД`)・゚・。)
本編でも、「ソララドアペンド」に収録されていた風子テーマ曲のボーカルver.『風の少女』が使われていたし、期待は出来ると思うんですよね。

また、渚の●●●のシーンで流れるBGM「遙かな年月」にもボーカル曲『ひとひらの桜』(ソララドアペンド収録)が存在します。これまた大好きな曲なんですが、あのシーンではあまり音楽に主張し過ぎないで欲しい・・・という気持ちもあります。

  • 色々書いたけど・・・

何にせよ4クールはほぼ確定らしいので、来秋まではじっくり今作を楽しめそうです。毎週の楽しみがあるというのは本当に良いものですね。