がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第4話「プロモでゴーの巻」

今回は芽生にスポットを当てたお話。4話までの時点では脚本的に最も起伏があり、見応えのある回でした。最後まで自分たちの手で一度決めた方法を貫き通し、自分の持つ素直な仲間への思いを伝えた学美と、辛辣な過去を振り切りそれに応えた芽生には大いに心を動かされました。
 

芽生が学美たちの本心を理解し、彼女たちと一緒に在りたいと願うシーンでのイメージ的かつ超空間的な演出は、前回で見せた学美の心象風景の投影と同様、一見陳腐でオーバーかもしれませんが、直接的で分かりやすい。ラーメン屋の会話で、芽生がトラウマを思い出した時の机が伸びていく演出も、大胆ですが芽生の心境を上手く表現していたと思います。こうしたストレートな見せ方にも、作品のコンセプトである学美の「まっすぐGO!!」の精神が反映されているのでしょうね。
タイトルからも分かる通り、この作品は学美の「まっすぐさ」を基調として描かれています。そんな学美の言動に対して時折むず痒く感じたり、あるいは強引に感じる場合もありますが、それが彼女なり考え・感じ方なんだと理解して観ています。学美たちの行動が一体どのように学園を変えていくのか、またどんな学園祭が見られるのか、とても楽しみです。


そして今回も2話と同じくEDが省略されていましたが、スタッフは力を入れて描きたい話に関しては、EDを切ってまでとことん作り込む主義なのかな?その点はまるで蟲師スタッフのような拘り様です。ラストの「勝利のポーズ」には笑ったw


余談ですが、生徒総会における芽生登場シーンでは、光香が指示された処理を的確にこなし地味に活躍していました。とはいえ時代は情報化の進んだ2035年、さすがに芽生ほどではないにせよ、高校生がある程度のPC知識を備えているのは当たり前のことなのかもしれませんね(生徒手帳はおろか授業中のノートもタブレットだし・・・)。