RED GARDEN 第21話「最後の朝」

今日までこの作品を観続けてきて本当に良かった・・・と素直に思いました。最後にどのような展開になろうとも、自分にとってのクライマックスは今回だったような気がします。
まさに嵐の前の静けさとでも言うべきか。死地へ赴く前夜、ケイトたち4人はそれぞれの大切な人と最後の時を過ごします。その姿はまるで、今自分たちのいる狂気の世界から一歩離れたところにある、いつもと変わらない日常の中での、ほんのささやかな「思い出」作りのようでした。無論それは自分たちのためではなく、大切な人の心にずっと残っていてくれるようにと願ったものでしょう。4人が残りわずかな「普通」の日々を噛みしめているようで、既に自分たちの運命を受け入れ、涙すら流すことのない彼女たちの達観した姿を観て胸が熱くなりました。
次回、22話のサブタイトルは「光」。これって奇しくも、同じGONZO作品である「ウィッチブレイド」最終回(第24話)のサブタイと同じなんですよね。「破滅」へ向かうヒロインとそれを取り巻く大切な存在・・・というように、今作とウィッチは終盤の展開においてイメージ的に被る部分が多い気がします。
さて今回は、先週のレイチェル&ローズに続きクレア版のDVD歌CMも公開されましたが、みゆきちは元々歌唱力があるため普通に聴き入ってしまいますw それにしてもこのCM映像、DVD特典としてフルバージョンを制作してくれないだろうか・・・。