げんしけん 第9巻(限定版) レビュー

げんしけん (9) 限定版

げんしけん (9) 限定版

長い連載期間を終え、笹原もついに卒業。アツミサオリの「びいだま」をBGMにして読んでると、シンミリ来るなあ・・・。
大人未〜満〜のぼ〜く〜らは〜 単純で難解な〜煌めく〜び〜いだま〜♪
さて、ときメモ2の作中設定年代(99〜02年)に、同時にリアルタイムで高校生活を送ってきた自分も、来年3月をもって長かったモラトリアム期間、もとい学生生活にピリオドを打たなければなりません。自分はオタサークル所属ではないけど、笹原たちの卒業間際に寄せる雰囲気にはとても共調できて寂しくなってきます。・・・まあ社会人になっても当分オタライフ続ける気マンマンですがね!!!1(゚∀゚) 頑張れ斑目、頑張れ俺。


特典同人誌は、現在一線で活躍する作家陣に加え、安彦良和水橋かおりといった意外な面子まで、前回に比べても引けを取らない豪華メンバー。
内容の方も、名前負けせず充実していたと思います。鳴子ハナハルのおっぱいへの気合いの入り方にはもちろん、鈴木次郎のメイド高坂にも一瞬ビビッときた。安永航一郎は相変わらずネタがヤバ過ぎるよ・・・w
中でも、篠房六郎の漫画は非常に共感出来る部分がありました。娯楽の多様化とメディア環境の発展により、一つの対象について極端に入れ込む時代は確かに終わったと言っていいでしょう。そして、良くも悪くもオタク文化は明らかにオープンなものになりつつある。時代と環境が変われば、人の価値観も変わるというのは事実ですが、やはりその時代を生き抜いてきた人にとっては寂しいものがあるだろうなあ・・・。自分もいつかこんなギャップに直面するのだろうか?取りあえず、新しい物事に対して柔軟に反応出来る、豊かな感受性を備えた若い心だけは持ち続けていきたい。もちろん、自分なりの「ここは譲れない!」っていうポリシーもね。


ドラマCDでは、別段大きな事件が起こる訳でもなく、げんしけんメンバーの雑談風な形式で進行。聴いてると、げんしけんならではの気だるさが自分にまで伝染してくるよう。中の人も原作好きなだけあって、荻上の水橋ボイスはハマっているように感じます。最後のデレ荻上は最高!!